2019年3月3日(日)にジチラボplusを開催しました。ジチラボplusは、2018年7月に開始し、計5回開催したジチラボのスペシャルバージョンとして開催しました。
当日は、遠くは秋田、宮崎県からも参加いただき熱気ムンムンの状態でスタートしました。オープニングは石井大一朗先生(宇都宮大学)による「地域づくり「支援」の半歩先〜地域と支援者の関係を問い直す〜」のレクチャーでした。私たちコミュニティ創造協会が進める地域支援を代弁していただくような内容で、うなずきっぱなしでした。また、各地域で実施されたアンケートから「何が地域活動を活発化させるか」を分析されるなど、学術的なし店からの地域づくりについても紹介されました。
なによりも、「これからの地域づくりは課題解決より主体形成ではないか?」の投げかけには多くの方が納得されていたように思います。
第2部は4つの分科会に分かれてのディスカッションでした。今回は「事例の質問に終始せずに、ディスカッションして深めたい」という想いが強く、意識的に日々の実践から出てくる悩みや考えを参加者同士で話し合う場づくりをおこないました。非常にモヤモヤした時間だったかもしれません。
どの分科会も魅力的な話題提供者に集まっていただけたことと、参加者の熱量によって専門的かつ高度な議論が繰り広げられました。それぞれの分科会で今後の地域自治に取り組むキーワードも散見されました。なによりも、盛り上がりすぎてどれだけ時間があっても足りない状態でした。
最後は、再び全体が集まっての全体共有会。石井先生をはじめ話題提供者の皆さんにも全員前に並んでいただき、分科会での議論をきっかけに「これからの地域自治」について要点をついた議論が繰り広げられました。例えば、「地域の事務局の役割」や、「支援者がどのように対話の場をつくっていくか」など非常に本質的な議論でした。約1時間の全体会はあっという間に過ぎていきました。
全体終了後の交流タイムでも参加者の多くが参加され、新たなつながりがたくさん生まれたようでした。「地域づくりに関わるけど、なかなかこの議論ができなかった」というような話も聞こえ、ジチラボを開催する意義がはっきりしました。
また当日販売開始予定をしていた、明石コミ創のこれまでの実践をまとめた場面集「地域づくりを支援する人のためのケースブック〜「自分たちでつくる」地域づくりのススメ方」は、印刷業者の都合で販売できず。そのかわり、当日は受注会を開催し大量の予約をいただきました。現在、ジチラボplusの内容も加筆し鋭意作成中です。お楽しみに!
全体会の最後には「ジチラボはこれからも続くのか?」という大変ありがたい質問をいただきました。当初は法人内部の勉強会を想定していたのですが、ここまでたくさんの方に来ていただくと続けるしかない!と来年度に向けた準備を徐々に進めております。
来年度のジチラボもぜひお楽しみに!